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一、外観品質:

1.印刷品質:図案、文字の印刷が鮮明で、色度が均一で、明るく鮮やか。印刷位置の誤差は、大箱7mm以内、小箱4mm以内。

2.密封品質:箱体の周囲に穴がなく、各箱蓋を閉じた後、段差や隙間がない。

3.サイズ公差:箱体の内径と設計サイズとの公差は、大箱±5mm、小箱±3mm以内とし、外形サイズはほぼ同じであること。

4.蓋の折り畳み回数:段ボール箱の摇蓋を180度往復に5回以上折り畳み、一、二種箱の表層と裏層、三種箱の裏層の亀裂の合計長さは70mm以内とする。さらに、接合が適切で、端が整っており、角が重なっていないこと、箱面に目に見える損傷や汚れがないことなどを求める。

二、ダンボール箱の耐圧強度とその影響要因 ダンボール箱の耐圧強度は、多くの商品包装で要求される品質指標である。試験では、段ボール箱を2枚の圧板の間に置き、箱が潰れるまでの圧力を測定する。これがダンボール箱の耐圧強度であり、KNで表示する。

1.所定のダンボール箱の耐圧強度

ダンボール箱には一定の耐圧強度が求められるのは、包装された商品を保管・輸送する際に、下層に積み重ねられたダンボール箱は上層のダンボール箱からの圧力を受けるためである。潰れないようにするためには、適切な耐圧強度が必要である。ダンボール箱の耐圧強度は、次の式で計算する:P=KW(n-1) 式中、P-ダンボール箱の耐圧強度、NW-ダンボール箱に商品を詰めた後の重量、Nn-積み重ね段数、K-積み重ね安全係数。積み重ね段数nは、積み重ね高さHと1個のダンボール箱の高さhから求め、n=H/hとする。積み重ね安全係数は、貨物の積み重ね段数によって決定される。国標では、貯蔵期間が30日未満の場合はK=1.6、貯蔵期間が30~100日の場合はK=1.65、貯蔵期間が100日を超える場合はK=2.0とする。 

三、ダンボール箱の動的性能試験 陶磁器、ガラス製品、電気製品、機器など、特定の商品包装の場合、ダンボール箱の商品に対する緩衝性能、つまり輸送、積み下ろし、振動、落下などの試験を模擬する必要がある。

1.落下試験

商品を包装した後のダンボール箱を、指定された高さから様々な姿勢で落下させ、一定回数落下させた後の箱内の商品の状態、またはダンボール箱が損傷するまでの落下回数を検査する。

2.斜面衝撃試験 ダンボール箱を回転台に載せ、一定の高さの斜面から滑り落とさせ、防護板に衝突させる。これは、輸送中の急ブレーキのような状況に似ている。

3.振動試験

商品を包装したダンボール箱を振動台に置き、水平方向、垂直方向、または同時に両方向の振動を与え、一定時間後に商品の状態、または商品やダンボール箱が損傷するまでの時間を検査する。

4.六角回転ドラム試験 衝撃板のある六角回転ドラムにダンボール箱を入れ、規定の回転数、回数回転させた後、商品やダンボール箱の損傷状況を検査する。

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